前回のCloud Edge 70に引き続き,Cloud Edge 100がジャンクで売られていたので買ってきて分解してみた.
ハードウェア
AEWIN SCB-6982AのOEM(カスタム品).これもx86-64マシン.
- CPU: GX-416RA (1.6GHz, 4C4T)
- メモリ: DDR3-1600 DIMM 4GB (1スロット使用,空き無し)
- SSD: Phison SSB032GPTC0-S91 (SATA3対応, 32GB, MLC)
- NIC: Intel I211 1GbE x 5ports
- 拡張
- miniPCIeがランドのみ存在 (コネクタとSATA/PCIeスイッチチップ等が非実装)
- CFコネクタもランドのみ存在 (コネクタと変換チップ等が非実装)
- USB 2.0 x 2
- ファン搭載
- 109P0412H901 定格6200rpm
- システムファン端子に接続されており,常時フルパワーで回るので煩い
- CFZ-4010SAに換装し,CPUファン端子に接続してBIOSでターゲット温度80℃になるよう制御を掛けたら静かになった
- CFZ-4010SAもフルパワーだと煩いのでCFZ-4010LAでも良いと思います
- CPUファンコネクタが実装されていない個体もあるそうです
- SCB-6982 User's Manual
基板
今回はスマホで写真を撮影したので見づらいかもしれません.
シリアルコンソール
(CE70と同様) シリアルコンソール用のRJ45コネクタが付いている.Cisco互換. 115200bps, 8bit, 1bitストップ,パリティなし,フローコントロールなしで接続できる. Console Redirectionが設定されているため,シリアルコンソールからBIOSを操作できる.
VGA出力
CE70と異なり,CPUにそもそもVGA機能が搭載されておらず,端子を付けても映像は出てこない.
その他
- @Hyper_beta さんと @YuukiJapanTech さんの検証により,Windows Serverをインストールできることが確認されました.
- VyOSを入れた時,NAPTだけさせると800~930Mbpsくらい
- こいつもOS入りUSBメモリを刺すと,USBメモリから立ち上がってくる