プリンストンの2ベイ NASキットであるPAV-HMS220を買った.
NTT-X Storeで19,800円 (税込, 会員割引価格) と,x86_64なCPUが載ったNASキットとしては安価だった.
PAV-HMS220の概要
中身は普通のPCなので,USBキーボードをつないで起動時にDelを叩けばBIOSへ入れる. pic.twitter.com/6WTI76sOVK
— 狐耳娘と添い寝したい (@v2ndev) 2021年1月23日
分解
箱に分解しろと書いてあったので分解した.
Look inside…分解しろってことか(たぶん違う pic.twitter.com/yxa7n6Kwgo
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Look inside. pic.twitter.com/KhMXHEWoZJ
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- 内部に2.5インチのストレージを搭載できそうだが,接続できる空きポートは無い
- SO-DIMMスロットが1スロットあり,たぶん8GBまで増設できる (DDR3Lのみ対応?)
- NASにありがちな,PCIeスロット風のHDDライザースロット
遊べるところはあまりない印象.4ベイモデルはU17にPCIe to SATA Controllerでも載せるのだろうか? pic.twitter.com/AAozWLPt8y
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- Network ControllerはIntel I210-AT
- eMMCはSamsung KLM4G1FEPD (4GB)
- PCIe to SATA Controllerが載りそうな空きランドがある
- ASM1061が載りそうな気がする
HDDライザー基板に傷がある.ファンは組付け時にケーブルをケースに挟んだような跡がある. pic.twitter.com/v8S6zlqkiy
— 狐耳娘と添い寝したい (@v2ndev) 2021年1月23日
- ファンの回転数
小ネタ
- KodiでMetaキーを入力するとIceWMのメニューが出る
- WebUIから管理パスワード(admin)を変更するとrootのパスワードも変更される
- eMMC
- /dev/mmcblk0 3728MiB
- /dev/mmcblk0boot{0,1}が見える.容量はそれぞれ4MiBずつ
Thecus N2810化
(追記) ファームウェア更新用イメージにパッチを当てることで,バージョンに関係なくN2810化できるようになった.
詳細は以下の記事を参照.
v2n.hatenablog.com
旧情報
ベースモデルであるThecus N2810 (v2)のファームウェアを書き込める.
ただし,元に戻すときには/dev/mmcblk0のダンプを焼き直す必要がある.
また,この手順は購入時のファームウェア (3.01.00.4.3.k401) で確認したが,より新しいファームウェアでは実行できないかもしれない.
(追記) 3.02.02.4.k401へアップデートした後では,この手順は実行できない.
- Thecus N2810 (v2)の製品ページからファームウェアをダウンロードする
- 今回は
Thecus_x86_64_FW.3.02.06.13
を使用
- 今回は
- WebUIからファームウェア設定を開き,Thecusのファームウェアを読み込ませる
- 更新を開始する前に,モデル情報を書き換える
- xtermを開くかCLIからrootでログインする
cp /var/tmp/upgrade/manifest.txt /etc/manifest.txt
を実行し,モデル情報を書き換える
- 更新を開始する
Thecus N2810化した後に,同様の手順でPAV-HMS220化はできない.
(ファームウェアチェックのタイミングが変更されており,チェックを通過できない)